徳間書店 2002年 SF・Japan冬季号 「手塚治虫スペシャル」
「神話の法則」の三幕構成で解析する「どろろ」を書くために、
本棚や段ボール箱をごそごそひっくり返しておりましたら、
SF・Japan「手塚治虫スペシャル」が出てまいりました。
PS2ゲーム「どろろ」が出た頃の発行で、沙村広明先生のかっちょ良い「百鬼丸」ポスターが目当てで購入した記憶がございます。
これが! 読み返して、とても面白かったのでございます。
特に富野由悠季監督と杉井ギザブロー監督の対談「アトムという産業革命」が白眉、
「『アトム』アニメ化の立ち上げはじつは手塚先生じゃないんですよ」
とか、
虫プロダクションと名付けたのも先生じゃなかった…
とか、
内容が濃ゆい濃ゆい
故・水玉蛍之丞先生の素敵なロックがしこたま拝めたり、
わかつきめぐみ先生のキュートなサファイア、
メルモちゃんは羽海野チカ先生と大塚英志先生、
永井豪先生と寺田克也氏の対談、
表紙の画像で執筆陣の豪華さをご覧ください。
(鬼籍に入られた方も多く、今はこんな豪華なラインナップ無理)
古書店で見かけたら是非、推薦図書でございます。
いや、それにしても読んだはずなのに内容を所々忘れている自分の老化が……
大丈夫か 自分!
えーと、再読で楽しめたから、良いか、なぁ……