発行:新潮社 著:手塚プロダクション・森晴路
『切り貼り、描き直し、ボツ…「漫画の神様」の苦闘の痕跡は、すべて「原画」に刻まれていた。門外不出の原画・下描き類がいま語る、手塚漫画の秘密とは?』
原画・カラー原画を多数収録。
切り貼り、修正、書き直し、没原稿など制作過程が分かる様に写真で詳細に掲載。単行本未収録原稿も多数掲載があり『どろろ』では、
冒険王1969年9月号、単行本化でカットされた「醍醐景光・縫の方」の会話シーン。
冒険王1969年5月号付録から単行本化の際に設定変更の為、全面カットされた『冒険王版』が一部掲載(「百鬼丸」の魔神に奪われた身体48ケ所で作られた人間が「どろろ」で「どろろ」を殺して体を取り戻すか「百鬼丸」は悩み苦しむという設定があったがカットされた)
週刊少年サンデー1968年4月21日号、単行本化でカットされた見開きタイトルページ。
が、収録されています。
その他、手塚作品のシノプス・設定画・下書きなども多数紹介され、幻の『燈台鬼』の未発表ボツネームも掲載されていて、ファンには親切設計 “ ありがとう新潮社さん ” な一冊。
新潮社さん “ とんぼの本 ” で「原画の秘密」シリーズを続けて下さらないかしら、手塚プロダクション監修の「お蔵出し」を是非、少年マンガ編・青年マンガ編と、カテゴリー毎に分けて、大判サイズで … ( 強 欲 )